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583.「総進図書高校入試結果報告会~23年度千葉県公立入試と傾向」

 毎年恒例、総進図書による入試報告会に参加。総進図書はS模擬や総進テストを発行したり、千葉県入試に特化した情報を発信しています。

 今回は『23年度千葉県公立入試と傾向』についてお伝えしていきます。

 

【目次】

  1. 採点ミスは900以上?!
  2. 倍率と進路選択の多様化
  3. 県立高校改革推進プラン

 

1.採点ミスは900以上?!

 今回の千葉県公立入試での採点ミスは900件以上合否に関わるミスもあり、受験生や保護者の皆様も動揺したと思います。東京や神奈川ではマークシートを導入し、茨城では記号問題を多く出題するなどし、採点ミスのリスクを減らす工夫をしています。今後、千葉県もデジタル採点などミスに関する処置があるかもしれません。

 また、思考力を問う問題の採用校が3校に増加(県立千葉,千葉東,東葛飾)。3科60分で高難易度、記述問題が中心でした。

 

2.倍率と進路選択の多様化
 倍率の上位は県立船橋1.78倍,東葛飾2.0倍,市立千葉1.71倍,小金1.53倍。また倍率1.00倍未満の学校・学科は57校89学科にのぼり、県内45%,約半数が定員割れに。さらに、二次募集は2,244人と二年連続の2,000人越えでした。
 専修学校やサポート校、通信制など進路選択が多様化したことで、公立私立共に進学減少傾向にあるようです。

 

3.県立高校改革推進プラン
 千葉県教育委員会では、今後10年間の県立高校改革の基本的な考え方を示す『県立高校改革推進プラン』を令4年3月に策定。令13年度までに約5校の総合学科設置、地域連携アクティブスクール約4校、約10組の統廃合を計画しています。鎌ヶ谷西には保育基礎コース、国府台には教員基礎コースのように、キャリアにつながるコースを新設する県立高校もあり、公立でも進路選択が多様化していきます。

 

 

【まとめ】

 千葉県公立入試の近年の問題傾向や入試制度にも表れているように、今後はより主体的に学ぶ力が求められます。基礎的な知識を正確にインプットし、それを的確にアウトプットできるか?が大切です。また、深い知識や思考力を養うためには自分で考える癖をつけることが重要です。

 皆さんにおススメしたいのは、学校の授業や普段の生活から何かプラスアルファ出来ることはないかを考えることです。世の中が大きく変わると、何か大きな動きをしなくてはいけないのでは?と考えがちですが、目の前にあることを一生懸命、いろんな角度から、もう一歩踏み込んで考え行動することで、新たな道が開けます。

 1分1秒の積み重ねが人生です。是非、今日から新しい自分を育てていきましょう!

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